阪急電鉄中吊り広告騒動
簡易まとめ表 | |
---|---|
炎上した人 | 阪急電鉄 |
炎上した日 | 2019/6/1 |
炎上した理由 | 広告内容が世間一般の感覚とズレすぎていた |
炎上して受けた被害 | 該当車両の運転休止 |
概要編集
働く人を応援するという目的で2019/6/1から阪急電鉄に中吊り広告が掲載された。阪急の各路線で1編成ずつ、働く人々の思いを紡いだ「はたらく言葉たち」を車内に掲出。その中のいくつかが、世間一般の感覚とズレすぎていたため炎上した。
特に批判が多かったのは
毎月50万円もらって毎日生き甲斐のない生活を送るか、30万円だけど仕事に行くのが楽しみで仕方がないという生活と、どっちがいいか。 研究機関 研究者/80代
手取り30万円は現在一部の大企業以外ではハードルの高い数字になっているため、『「30万円以下の月収」で働いている中、月収30万円が低い基準だと言われている言葉に嫌気がさす。』などとして批判の声が上がった。
私たちの目的は、お金を集めることじゃない。
地球上で、いちばんたくさんのありがとうを集めることだ。
外食チェーン 経営者/40代
「いちばんたくさんのありがとうを集める」というのはワタミのスローガンで、『ブラック企業あるある的精神論ポスターみたいなのを車内広告で出しまくってるの?』とこちらも批判が多かった。
この中吊り広告は、株式会社PARADOX(パラドックス)が企業への取材の中で、一般の人々の言葉を集めた語録『はたらく言葉たち』の中から、一部を抜き出したものとのこと。
電車内広告ということで通勤中のサラリーマンが見るものだったが価値観が
事後対応編集
6月10日で広告をとりやめ
パラドックスの広報担当者は「50万円というフレーズに関しては金額ではなく、やりがいの大切さを伝えたかった。すべての言葉が全員に好かれるわけではないと思っていたが、まさかここまで反発が強いとは予想していなかった。想像力、配慮が不足していた」と話す。 引用:日経ビジネス