日大アメフト部悪質タックル事件

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簡易まとめ表
炎上した人 日大アメフト部、内田監督
炎上した日 2018/5/6
炎上した理由 試合中の悪質タックル
炎上して受けた被害 公式試合の出場資格停止、懲戒解雇


概要[編集 | ソースを編集]

2018年5月6日、日本大学(日大)と関西学院大学(関学)のアメリカンフットボールの試合でボールを保持していない選手に対し背後から激しくタックルしてひざなどに全治3週間のけがを負わせた。タックルの瞬間が動画に残っておりSNS上で拡散・炎上した。

試合前日に、コーチから監督の言葉として「相手のQBを1プレー目で潰せば(試合に)出してやる」と聞かされたと証言。さらに「QBを潰しにいくので僕を使ってくださいと監督に言いに行け」と指示され、試合当日、内田前監督からは「やらなきゃ意味ないよ」と念を押されたという。

この事件からゲームキャラなどがタックルする行為を指して「悪質タックル」「日大タックル」という言葉がネットスラングのように使われることになった。また反則を指示した際に内田監督が言ったとされる「やらなきゃ意味ないよ」や、記者会見時「日大のブランドが落ちるかもしれない」と突っ込まれた際の日大の司会者「落ちません。余計なこと言わず」など印象的なワードも多く生まれた。 「悪質タックル」は2018年の流行語大賞にもノミネートされた


事後対応[編集 | ソースを編集]

2018年 5月9日 関東学生アメリカンフットボール連盟理事会が、理事長名義で怪我をした関学の選手と関係者に謝罪した。 日大の当該選手に対して追加処分を決定するまで対外試合への出場を禁止し、日大指導者を厳重注意とする暫定措置を決定。

5月10日 日本大学フェニックス公式ウェブサイトにて謝罪文を掲載

5月10日 関学が厳重抗議文書を送付。内田が試合後にメディアに対して出したコメントの見解と、コメントの撤回および前項の行為が発生したことについての指導者としての正式な謝罪を求める

5月15日 日大が回答書を提出「ラフプレーを認めて謝罪するが、指導者による指導と選手の受け取り方に乖離があったためで監督から指示はしていない、ただし試合後の監督のコメントについては反則行為を容認する発言と受け取られかねないため撤回し、詳細は5月24日までに改めて提出する」

5月17日 関学が記者会見。関学ディレクター・小野氏「ルールを逸脱した行為を監督・コーチが容認していたと疑念を抱かざるを得ない」「われわれの抱える疑問、疑念は解消できておらず、誠意ある回答と判断しかねると考えている。」 関学監督・鳥内氏「『自分の厳しさに対する選手の受け取り方が乖離していた』と言うなら、あのプレーが起こった時、なぜベンチに戻して指導をしなかったのか。誰もが思うが、非常に悪質なプレー。次の日にでも、直接謝罪するのが筋でないか。同じ指導者として到底受け入れられない」

5月19日 日大監督内田は兵庫県西宮市内で被害を受けた選手とその父親に謝罪を行い、帰途の大阪国際空港(伊丹空港)などで取材に応じ、「全て私の責任です」と監督を辞任することを明かした。また監督職辞任を表明

5月21日 大阪府警察に被害届を提出

5月22日 日大のタックルを行った選手が日本記者クラブで記者会見を行い、被害を受けた選手や家族、および関係者に対し謝罪

5月23日 日大の内田監督とコーチが記者会見、コーチCの辞任、内田の日本大学常務理事職の職務停止、謹慎を表明

5月29日 日大アメフト部に対し2018年度シーズン終了までの公式試合の出場資格停止

5月31日 内田前監督と前コーチを傷害の疑いで警視庁に告訴

7月30日 日大内田前監督とコーチCの懲戒解雇を決定

2019年

11月15日 内田前監督と元コーチについて、選手への指示が認められなかったとして「嫌疑不十分」により不起訴処分 タックルを行った日大選手については、傷害の事実は認められるものの、被害者側との示談も成立しており処罰の必要性が低いと判断し、「起訴猶予」により不起訴処分

2020年

12月13日 甲子園ボウルにて日大・関学の対戦が約2年ぶりに行われた。

関連[編集 | ソースを編集]